5月3日 憲法記念日です。1947年5月3日に日本国憲法が施行されました。
個人の尊厳を基礎とするとする基本的人権の尊重は、私たちの不断の努力によって実現し、維持し続けなければなりません。
「自由とは自己決定し、それに基づいた行動をし得ることのみならず、他人の恣意の対象にならないことを含む概念。それは、裏を返せば、自由を追求する個人は、同様に自由を追求する他者(=個人)に寛容でなければならないことを意味する(ここに自由に内在する制約が生まれる)。」
この単純で重要な個人の自由の原理を思い起こす必要があります。
かつて、法学の徒であった私が、経営の重要な分野としてダイバーシティを重視する所以でもあります。
昨今のCovid-19蔓延下の日本において、様々な誹謗中傷・差別が横行しています。
「無知を恐れという火で焚きつけるとヘイトが生まれる」
安易な決めつけ、感情的な呟き、自分以外の何者かに原因を求める姿勢に対し、反射的に反応するのではなく、私たちの発言の先にも生身の人間がいることを忘れないでいたい、と思う5月3日です。
組織開発コンサルタント 後閑 徹